多くの人がX(旧Twitter)を利用している現代、Xを活用して自社サイトへの集客を図っているケースは少なくありません。だからこそ、投稿がどれだけウェブサイト流入につながっているのかを知ることは重要です。その分析に役立つのが「Xアナリティクス」です。このツールを活用すれば、投稿ごとの反応やクリック数を確認し、流入の計測が可能になります。本コラムでは、Xアナリティクスを使用したウェブサイト流入の計測方法を紹介します。

注目すべきは、ツイートごとに表示される「リンクのクリック数」です。これが、ユーザーがツイートに貼られたURLをクリックしてサイトへ訪れた回数を示します。たとえば、キャンペーンの告知を複数パターンでツイートした場合、それぞれのツイートにおけるクリック数を比較することで、どの表現や投稿タイミングがより効果的だったかを把握できます。

画像付きの投稿とテキストだけの投稿で、どちらがよりクリックを集めているか。あるいは、動画を添えたツイートでエンゲージメントは高かったのに、リンクのクリックが伸びていないとしたら、動画内の誘導メッセージが弱い可能性もあります。こうした判断材料を得られるのが、Xアナリティクスの強みです。

さらに、投稿前にあらかじめURLにパラメータを設定しておけば、どの投稿からの流入かをより詳細に把握することも可能になります。これにより、単に投稿がバズったかどうかだけでなく、その後どれだけのユーザーが自社サイトにたどり着いたのかという「行動の結果」まで確認できます。

Xアナリティクスを使えば、ツイートごとのリンククリック数を通じてウェブサイト流入を可視化できます。画像や動画の有無による差異、投稿タイミングの効果などを比較・分析し、より精度の高い発信が可能になります。日々の投稿が実際に成果に結びついているかをチェックするためにも、Xアナリティクスを活用した継続的な分析が重要です。